「足元を見られる」って、諺だけじゃないですよ

あなたの革靴 綺麗ですか?

通勤や外出中にサラリーマンを観察していると、スーツやカバンはそれなりに綺麗なのに革靴は傷だらけでかかとが擦り減りっている人がすごく多いと感じています。むしろ、逆にきちんと手入れをしている人を探す方が大変なくらいです。

あなたの革靴はどうでしょうか?

靴の状態が仕事のパフォーマンスに影響することもある

私が靴を意識しはじめたのはこんな経験があったからです。

社会人2年目のときでした。

とあるイベントの運営を委託する代理店のコンペが開催され、後日社内で検討会がありました。

コンペは以前よりどちらもお付き合いのあるA社とB社の2社で、内容・費用ともに遜色がなかったため優劣を付け難く議論は紛糾しました。

そんなとき、それまで部下の議論を黙って聞いていた上司が唐突に「私はA社がいいと思います」と切り出したのです。

それが「A社・B社ともに提案内容は優劣がないし、どちらに依頼しても問題はないとは思うが、責任感の差を感じた」といった曖昧な理由だったので、検討会に参加していたメンバーはどこか釈然としないながらも上司の意思だということでそのままA社に依頼することが決まりました。

私も「責任感の差」とは何か理解ができなかったので、後で本当の理由は何かをどうしても知りたいから教えてほしいと聞いたところ

上司は「B社の担当者は革靴が汚かったからね」と言ったのです。

嘘のような本当の話ですが、靴が汚いだけで何百万・何千万の仕事を落とすことがあるんだ、と正直ゾッとしました。

その時から、そんなことで損はしたくないなぁと思うようになり、靴だけは綺麗にしようと意識するようになりました。

いわゆる「偉い人」は靴が綺麗

あなたの会社の上司や役員、取引先の役付の人を思い浮かべてみてください。

その人たちが履いている革靴がいつもどんな状態か、すっと頭に浮かびましたか?

普段靴の手入れをしない人ほど思い浮かばないはずです。

逆に普段手入れをしている人はある程度把握しているのではないでしょうか。

私の経験上、いわゆる「偉い人」は綺麗な革靴を履いていることが多いです。(もちろん例外はいます)

「見られている」という意識が大切

ではなぜいわゆる「偉い人」は靴が綺麗なのでしょうか。

これは部下や取引先から常に「見られている」と意識しながら生きているからだと思っています。

もちろんあなたが平社員だとしたら、そういった人たちよりは「見られる」ことは少ないかもしれません。でも、確実に商談へいった先や他部署との会議、はたまた同じチームの同僚や後輩は必ずあなたのことを「見て」います。

その状況を理解した上で、パッと見で一番差が出る部分が「革靴」だと私は考えています。

それは先述した通り、あまりに手入れをしていない人が多いからです。

「あの人いつも靴綺麗だなぁ」「まめに手入れしているのかな」と思われたら勝ちなのです。

逆にいうと、手入れをしていない靴を履いていると

タイトルにある通り『足元を見られ』てしまい、「だらしない」「靴もまともに履けない」なんていうマイナスイメージを与えてしまうことだってあるんです。

「靴の手入れごときで」と感じられた方、それすらしない理由ってありますか?

ちゃんとしている人がいることで、それをしない人の評価が下がるのは当然ですよ。

ぜひ、みなさんは靴の手入れをしてみてください。

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